冬になったら加湿器はかかせないものとなっています。
私も各部屋に加湿器はおいてあります。
今回は加湿器についてのメリットや、種類を比較して、オススメを紹介したいと思います。
加湿器のメリット
加湿器はおいた方が良いというけど何が良いんだ?という疑問のために、メリットをお伝えします。
起床時の喉のイガイガがなくなる
これは個人的には一番効果が感じられました。使用し始めたその日から朝起きた時の喉のイガイガがなくなりました。
特に加湿器を使う時期は、冬なので、暖房を使うことも多いでしょう。エアコンで暖をとると部屋は非常に乾燥してしまいます。エアコンをつけて寝た日には、朝喉が痛くてたまりません。それをなんとか解消させようと加湿器を導入しましたが、早速効果が現れました。
こんな効果が得られたので私は加湿器を手放せなくなりました。
風邪やインフルエンザを予防できる
乾燥しているところではウィルスが活発に活動します。それを抑止するためにも、加湿は大事になります。
肌トラブルを改善できる
湿度が低いところにいれば、肌も乾燥してしまいます。そうなると、肌荒れやシミの原因となるでしょう。やはり適切な湿度は必要となります。
加湿器を選ぶポイント
加湿器を選ぶ際に重要なポイントがいくつかあります。デザインも大事ですが、長く使用していくにはまた別のポイントもあるので以下紹介します。
加湿力
加湿器を使う以上当たり前のことですが、加湿するには一定の加湿力は必要です。利用する部屋の大きさなども考慮して加湿器を選びましょう。
掃除の頻度
加湿器の掃除は、決められた頻度でやらないと、衛生面や加湿器自体の寿命に影響がでてきます。
乾燥する時期は毎日利用するので、掃除の頻度が多いようなものであると、手間がかかります。掃除するのが面倒だから加湿器を使わなくなったとなれば、それは本末転倒です。なので、掃除の頻度というものは、非常に重要な要素となります。
電気代
種類によって、電気代は大きく変わります。一番安いものと高いものと比較すると、30倍以上電気代がちがうので、毎日使うような加湿器は影響が大きいです。
ブランド
加湿器はいろいろなブランドやメーカーから発売されています。加湿器に限ったことではありませんが、電化製品は、得意なメーカーのものを利用する方が効果や寿命など満足度は高い傾向にあります。
なので雑貨屋などに売っているようなおしゃれな加湿器は、インテリアであって加湿器としては今ひとつなので、選択しない方が無難でしょう。
加湿器の種類
加湿器は大きく分けて4種類(+1種類)あります。
まず一覧をご覧いただき、続けて詳細をお伝えします。
スチーム式
スチーム式は、水を沸騰させて発生した蒸気で加湿する仕組みです。イメージでいうと、ストーブの上に置いてあるやかんからの蒸気で加湿する感じです。
メリット
・加湿されるまでが早い
・蒸気で加湿されるため部屋が暖かくなる
デメリット
・電気代が高い。
・掃除を頻繁にやる必要がある。
・本体パーツが熱くなるので危険。
超音波式
超音波式は、水を超音波で振動させて蒸気に変える仕組みです。イメージでいうと、霧吹きで水分を霧状にして加湿する感じです。白い霧状の冷たい水蒸気が噴出している加湿器はこのタイプです。これはよく色々な場所で見かけます。
メリット
・色々なデザインのものがある。
・電気代が安い
・比較的静音
デメリット
・雑菌が繁殖しやすく、衛生上よくない
・こまめな掃除が必要
・電化製品などに白い粉が付着する
気化式
気化式は、水が含んだフィルターにファンの風をあてて水を気化させる仕組みです。イメージでいうと、濡れタオルに扇風機の風をあてて加湿する感じです。
メリット
・電気代がほとんどかからない。
・掃除の手間がかからない。
デメリット
・加湿されるまでに時間がかかる。
・気温が低い場合だと加湿されにくい。
・冷風が出てくるため部屋が冷えやすい。
ハイブリット式
ハイブリット式は、スチーム式と気化式(または超音波式)が融合したのでハイブリッドなタイプです。
仕組みとしては気化式と同じですが、扇風機が温風であるということです。
メリット
・気化式の弱点を克服している。
・気化式とスチーム式の良いとこどり。
デメリット
・本体の価格が高い。
・電気代が少し高い。
ペーパー式
ペーパー式はその名の通り、紙に水を染み込ませて加湿するものです。
メリット
・電気代がかからない。
・手軽にできる。
デメリット
加湿力はほぼない。
落として水が溢れることもよくある。
オススメの加湿器5選
三菱重工 スチーム式加湿器
・タンク容量 (L):2.8
・加湿量 (ml/h):350
・消費電力(W):250
・最小運転音(dB):27
・適用畳数 (畳):木造和室6畳/プレハブ洋室10畳
こちらは三菱重工の「ルーミスト(roomist)」です。スチーム式といえばこちらが一番に出てきます。
水道水に含まれる水垢の発生を、一定期間抑える効果のある「イオンフィルター」と、天然酵素を利用して細菌やカビ、ウイルスの増殖を抑制する「BIOフィルター」を採用しているため、スチーム式は基本的には衛生的ではありますが、さらに衛生的に使用できます。
「アロマトレイ」がついているので、アロマオイルを入れて香りを楽しむこともできます。
また、部屋の温度と湿度をチェックするWセンサーと自動的に設定湿度を一定に保つインバーター運転によって、快適に潤いを保ってくれるのもポイント。加湿能力を抑えて静かに運転するエコ運転や湿度をコントロールするおまかせ運転など、シーンに合わせて使い分けもできます。
ただし、スチーム式の特徴ではありますが、熱される石を定期的に掃除をしないと汚れがとれなくなります。(大体1−2週間)
Panasonic 気化式加湿器
・タンク容量 (L):4.2
・加湿量 (ml/h):600
・消費電力(W):8
・最小運転音(dB):15
・適用畳数 (畳):木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳
気化式といえばパナソニックの加湿器が有名です。
気化式の弱点である、加湿力が低いという欠点を見事に克服した加湿器で、とてもスピーディに加湿することができます。同じ気化式の他機種と比べてもタンク容量、加湿量共に2倍近くあります。
また気化式の欠点である、部屋が寒くなるという点は、冬はどちらにしても暖房をつけていることが多いと思うので、そこまでの欠点にはなりえません。
またこのレベルの加湿器にしては安価なので、コストパフォーマンスは大きいです。
大きさは少し大き目ですが、形が四角いので、置き場所には困りません。
あまり欠点らしい欠点がないので、気化式はおすすめです。
バルミューダ 気化式加湿器
・タンク容量 (L):4.2
・加湿量 (ml/h):600
・消費電力(W):23
・最小運転音(dB):6
・適用畳数 (畳):木造和室10畳/プレハブ洋室17畳
バルミューダから発売している気化式の加湿器です。かの有名なバルミューダが出しているだけあって、他の製品とは一線を画すデザインとなっています。
こちらはタンクによる給水ではなく本体上部から直接水を注ぎ込んで給水することができるので、非常に楽です。意外にタンクへの給水は面倒ですので、、
衛生面でも空気を取り込むプレフィルターには溶菌酵素をコーティングしており、ウイルスや細菌を除去して空気を清潔に保ってくれるため優秀です。30分で85%、90分あれば91%除去してくれるほど高性能です。
最大の欠点は、本体価格の高さです。基本的に加湿器は1-2万円が相場となりますが、こちらは4万円台です。さすがに高価なものですが、他にはない機能性やデザイン性を持ち合わせているので、財布と相談がまとまれば、かなりオススメできます。
cado 超音波式加湿器
・タンク容量 (L):2.2
・加湿量 (ml/h):600
・消費電力(W):42
・最小運転音(dB):34
・適用畳数 (畳):木造和室10畳/プレハブ洋室17畳
cadoの超音波式の加湿器です。
加湿器とは思えない洗練されたデザインで、インテリアとしても抜群です。
また加湿量が多いため、大きな部屋でもすぐに加湿することができます。
そして、超音波式の最大の欠点である、衛生面について、ゼオクレア・テクノロジーを採用していて、抗菌性能を持たせ空間の浮遊菌を96.1%抑制してくれます。これは付属のカードリッジを装着するだけです。
ただしもう一つの欠点である、掃除の頻度は残っているため、こまめに掃除をしないと、水垢がどんどんたまります。
また、超音波式の加湿器なのに、ものすごく本体価格が高く、上記のカードリッジも半年交換推奨のためランニングコストもかなりかかります。
インテリアとしては抜群なので、そこにこだわる方にはオススメです。
SHARP ハイブリット式加湿器
・タンク容量 (L):4.0
・加湿量 (ml/h):550
・消費電力(W):12-190
・最小運転音(dB):23
・適用畳数 (畳):木造和室9畳/プレハブ洋室15畳
シャープのハイブリット式加湿器です。
基本的に加湿器はタンクを本体から取り出して給水するものですが、それに加えてこちらは本体の上から給水することもできます。水差しなどをもってきて給水するわけですが、これがかなり便利で、給水の煩わしさを排除してくれます。
加湿器の使用で面倒と思うのは、掃除と給水ですが、その給水がとても楽なので、それだけでもオススメできるものです。
またシャープらしくプラズマクラスター技術により、浮遊カビの除菌と浮遊ウイルスの作用抑制が期待できます。
部屋の空気を加湿しながらきれいにする効果があるため、赤ちゃんがいる家庭やアレルギー体質の方にもおすすめです。消臭効果もあって、タバコを吸う部屋にも適しています。
ヒーターレス機能も搭載されているので、気化式と同じ仕様となり、消費電力も大幅に減少されます。
弱点である本体価格の高さもそこまで気にならない価格なので、欠点らしいところはこちらも見当たりません。
場所別オススメ加湿器
加湿器の良し悪しはわかったけど、じゃあ私の使う場所ではどれがいいの?という疑問があると思いますので、場所別のオススメを紹介します。
個室(6畳前後)
個室であるので、そこまでの加湿力は必要ではないけど、頻繁に給水するのも手間と考えることが多いので、気化式かもしくはハイブリット式がオススメです、
リビング(10〜20畳)
リビングはそれなりの加湿力が必要で、給水もそこそこ必要となるので、上記で紹介したシャープのハイブリット式のワンサイズ上のものがオススメです。また加湿スピードは落ちますが、気化式でも良いでしょう。
オフィス(20畳以上)
オフィスなど広い空間はとにかく加湿力が必要となるので、上記で紹介した三菱重工のスチーム式の最大サイズのものをオススメします。これならガンガン加湿されますね。
まとめ
今回は加湿器の比較とオススメを紹介しました。
加湿器もいろいろ種類がありますので、どれにすべきかは悩むところです。
私も全てのタイプの加湿器を利用しましたが、やはり一長一短ありました。
その中でもやはり、給水と掃除の煩わしさがないものが一番使い勝手がいいなと感じました。
人によって、良いポイントは違うと思いますので、加湿器を選ぶ一つのきっかけになれば幸いです。